メイクセラピー検定のモデルが見つからない時の対策は? 過去の受験者の経験を元に解説!
メイクセラピー検定には、筆記試験と実技試験があります。
中でも実技試験は、メイクセラピストとして必要なカウンセリング力やその方の「なりたい自分」に近づけるメイク技術があるかを見る大切なものです。
試験では、お客様に見立てたモデルを用意して試験に挑みます。
しかし、過去のメイクセラピー検定受験者には「実技試験のモデルが見つからなくて大変だった」という声もあるんです。
「もし当日にモデルが見つからなかったらどうしよう」「モデルがいないと受験できないのかな」
このような不安を抱く方もいるでしょう。
しかし、メイクセラピー検定試験は、自分でモデルを用意できなくても、受験可能なんです!
この記事では、メイクセラピー検定試験でどんな人にモデルをお願いすればいいのかや、モデルが見つからない場合の対策方法などを、過去の受験者の経験を元に詳しく解説していきますね♪
メイクセラピー検定2級以上の実技試験について
メイクセラピー検定は3級・準2級・2級・1級・特級と5つのレベルに分かれており、実技試験は2級以上の試験に設けられています。
実際にモデルをお客様と見立てて試験を行うため、モデルを用意する必要があります。
2級の実技試験は30分間です。
お客様に見立てたモデルとコミュニケーションを取りながら、オーダーに沿って半顔メイクをします。モデルはすでに下地やファンデーションなどのベースメイクを仕上げた状態からスタートします。
1級実技試験は40分間です。
2級より細かいオーダー内容を元に、モデルに半顔メイクをします。モデルはノーメイクからのスタートで、土台となるベースメイクの仕上がりも試験範囲となります。コミュニケーションを取る際の姿勢や、お客様が安心してメイクセラピーを受けられているかも評価ポイントです。
特級の実技試験は50分間です。
特級は、実際にモデルに対してメイクセラピーを行います。メイクは2級と同じくベースメイクをした状態からスタート。オーダーは用意されており、なぜこのような女性になりたいのかをカウンセリングで深堀します。メイクセラピストとしてふさわしい対応を取れているか、カウンセリングにおいて適切な質問がなされているかなど高度な技術が求められます。
メイクセラピー検定受験者のモデル準備対策
過去のメイクセラピー検定試験受験者は、一体誰にモデルをお願いしていたのでしょうか。
実際には会社の同僚や友達、家族などの身近な人にお願いする方が多いようです。
しかし、過去の受験者の中には、試験ギリギリまでモデルが探せなくて苦労をした、という話もあります。
ここでは、どんな人にお願いすべきかや、見つからなかった場合の対処法もお伝えします♪
会社や学校の仲間にお願いする
過去のメイクセラピー検定受験者で自分でモデルを用意した人は、会社の同僚や通っている専門学校・講座の仲間にお願いをすることが最も多いです。
現在美容のお仕事に携わっている方であれば、同僚の方も実技試験について理解があり、頼みやすいでしょう。
美容系の資格試験ではメイクセラピー検定のように、モデルをお客様と見立てて行う実技試験が多々あるので、同僚の中にはモデルを用意した経験のある方もいます。
また、職場の空き時間や閉店後に練習しやすいのでおすすめです。
さらに、専門学校やメイクセラピーを学ぶための講座など、同じ志を持つ仲間であれば、お互いに試験の時にモデルとして協力できます。
普段関わりのある人にお願いした方が試験前に練習しやすく、本番も安心して挑めるでしょう。
家族や友達に協力してもらう
会社の人に頼みづらい、学校の仲間も同じ試験を受けるという方は、家族や友達にお願いすることもあります。
家族だと気まずいと感じるかもしれません。
しかし、お客様の中でも一番メイクセラピーに興味があるのは母親世代の方々なので、モデル役にぴったりです。また、家族であればスケジュールが比較的合わせやすく、家での練習がしやすいでしょう。
また、女性ならメイクをしてもらえることを嬉しく感じる方が多いので、女性の友達にもお願いしやすいです。ただし、本番当日や本番前の練習に付き合ってもらうには、予定を合わせやすい方にお願いするのがいいでしょう。
ちなみに、メイクセラピー検定の主催者であるメイクセラピー事務局は、
『検定試験のメイクアップ審査には男性のお顔にメイクした場合の審査基準を設けていないため審査ができません。』としています。
モデルをお願いする際は女性にお願いするようにしましょう。
メイクセラピー検定事務局でモデルを手配する
メイクセラピー検定を主催する一般社団法人「メイクセラピストジャパン」のメイクセラピスト検定事務局では、メイクセラピー検定における実技試験のモデルを手配してくれます。
事前にメイクモデルの手配をお願いすることで、自分でモデルを用意しなくても受験可能です。
モデルはメイクセラピストジャパンのスタッフが行います。
しかし、初めて会う方にメイクをするというのはとても緊張するもの。試験となると多くの審査員に見られるため、緊張で本来の実力を発揮することが難しくなる可能性もあります。不安を和らげるためにも、できれば知り合いにお願いすることをおすすめします。
ですが、当日どうしても友達とスケジュールが合わない、お願いしたが断られてしまったなど、モデルが用意できない状況になってしまった場合は、このモデル手配制度で受験できるので、ぜひ活用してみてくださいね♪
メイクセラピー検定事務局でモデルを手配する方法
メイクセラピー検定事務局でモデルを手配する場合は、事前申請が必要です。
メイクセラピー検定を受験する際に、受験願書の提出をします。
メイクセラピー検定の公式ホームページ内にある「受験申し込みフォーム」に入力して送信するか、郵送やFAXの場合は公式ホームページ内にあるPDFファイルの「受験要項・受験願書」を印刷し、記入して提出します。
その際、「モデル手配」に関する項目があるので、要か不要のどちらかに丸をつけます。
一度提出した後に「やっぱりモデルをレンタルしたい」となった場合は、メイクセラピー検定事務局へ問い合わせてみましょう。試験日まで日数に余裕があれば、対応してくれることもあります。
しかし、申し込み期間中に申し込みを忘れてしまっては、そもそも受験すらできなくなるので、日にちには注意しましょう。
メイクセラピー検定事務局のモデルの手配費用は?
メイクセラピー検定事務局でモデルを手配してもらう場合は、2級から特級まで一律11,000円(税込)かかります。
ただし、モデル費用はメイクセラピー検定の受験料と一緒に払込する必要があります。
メイクセラピー検定の申し込みと払込の2つが完了した時点で申し込み完了となるので、払い忘れが無いように気をつけましょう。
また、いったん払込まで終えると試験とモデル手配のキャンセルはできません。
申し込み期間は約1ヶ月間あるので、モデルが本当に必要なのか考えて申し込みをするようにしましょう。
モデルレンタル措置の特例あり
2020年から2021年にかけて、新型コロナウイルスの影響により、メイクセラピー検定の試験方法やモデル手配について特例措置が取られています。
2020年11月の試験では、2級の筆記試験・実技試験が会場ではなく在宅試験に変更になりました。また、モデルに行っていた半顔メイクは、受験者自身のセルフメイクによる画像の提出による審査が実施されています。
ただし、男性受験者はセルフメイクでなく、女性モデルに半顔メイクをした画像の提出が必要です。
1級と特級の試験は例年通り会場で開催されましたが、メイクセラピー検定側でのモデル手配は中止し、自分でモデルを用意することを義務付けられました。
今後もこのように特例が出ることが考えられるので、受験をする際は公式ホームページのチェックをまめに行ってくださいね!